『究極』の良い病院・治療院の選び方

  少し大仰なタイトルですね。最近、ネット上などで「良い治療院の選び方」等と言ったコラムをよく見かけますが、患者さんの「本当」に役に立つ「選び方」とはとても思えません。

 曰、「先生の説明が丁寧だ」、「いきなり治療しないでカウンセリングする」、「HPなど案内がしっかりしている」、「施術者が全員国家資格を持ってる」などなど。

 ウソではありませんが、当たり前な事ばかりが見受けられます。その基準では「本当」に良い医師や治療家に巡り会う事はありません。
 おそらく、自院は良い治療院ですよ、と変化球でアピールする為なのでしょうが、自院のアピールポイントが無いので当たり前の羅列になるのでしょう。
 
 ところで、『良い』病院、治療院とは何でしょう?それは、やはり「病気や症状を治す能力がある」と言う事に尽きます。
 この際、慰安や癒しは除外して下さい。それらも社会に於いて必要なモノだと言うことは認めますが、病院や治療院の本来の目的とは違うからです。
 したがって、施設や設備が「きれい」、先生が「やさしい」、「気配りが出来る」や、「サービスが充実している」等と言うことは評価の対象になりません。もちろん、それらも良いにこしたことはありませんが。
 

 以前、見学させて戴いた、慰安や接遇に熱心なとある病院の院長が、「医療レベルが高いのは当たり前。それ以外の要素を高めるのが患者さんの為であり、ハイレベルな病院」と言っていました。
 そう言う、その病院は決して「レベルの高い」と言える治療をしてはいませんでした。流行ってましたけどね。
 結局は「逃げ」なんだなあ、ハイレベルな治療を行う能力もなければ、追いかけ続ける気概もないんだな、とガッカリした記憶があります。
 治せない患者さんは、患者さんに「仕方がない」と説明して慰安で誤魔化すんですね。堂々と「ごめんなさい」って言えばいいと思うんですけどね。今は治せないだけかも知れないんですから。これから、いえ、一生、技術や知識の研鑽を積み続ければ、いつか同じ症状が治せるかも知れない。止まってしまってそういう気持ちが無いんですかね。つまらないですね。この先、延々と引退するまで治らないと解っていながら、患者さんと自分を誤魔化し続けるなんて、私にはとても耐えられません。考えただけでぞっとします。それが「経営」なんですかね。

 ちょっと話がそれました。言い放しも何ですので、これに尽きると言える必ず役に立つ「究極」の「良い治療院の選び方」を披露します。
 その前に、つい先日の飲食店経営の患者さん(以下Tさん)との会話をご紹介します。

 膝の痛みで通院中のTさんのホクロが少し気になった(皮膚ガン?)ので、詳しい検査をさせようとある皮膚科に紹介しようとしたら、Tさんがそこはイヤだ、評判が良くない病院だと言うので…

私「良い病院、治療院と言うけど、あなたはどうやって選んでるの?」
Tさん「そりゃ、やっぱり口コミですよ。ここにだってそれで来たんだから。」
私「患者さんの口コミはあてにならないよ。」
Tさん「そんなはずある訳無いでしょう!?」
私「患者さんは治療の良い悪いは判らないもんだよ。だって医学の素人だもん。満足度は別だけど。」
Tさん「治った、治らないで判るじゃない!」
私「同じ症状でも時期や年齢、性別、その他いろんな事で難易度が違うからね。患者さんは自分のことだけだから、比較するものが無いんだよ。」
Tさん「…。(釈然としない様子)」
私「例えばさ。Tさん飮食店経営してるじゃない?」
T「ええ。」
私「同じ飲食店の事って良く解るでしょ?」
Tさん「ええ。」
私「あの店、仕入れも技術も悪いのに宣伝上手くて流行ってるとか無い?」
Tさん「あります!あります!」
私「反対に凄く真面目な仕事してるのに店主がちょっと偏屈で流行らないとか。」
Tさん「あるある!!」
私「何の業界でもそういうもんじゃないかな。同業者が一番判るもんだと思うよ。」
Tさん「なるほどね。」

 お分かりでしょうか?
「本当」に「良い病院、良い治療院」は医師や治療家が知っているものです。本業だから当たり前です。
 組合や出入りの業者、出身校、同業の友人達からの情報で、患者さんが知り得ない、見えない事柄も知っているのです。
 もちろん、本業ですから治療技術や知識の水準も的確に評価出来ます。どんな診察をして、どんな薬や治療を選択し、どんな説明をしたかを聞けば、間違いなくレベルが判ります。
 実際、私が子どもの頃、ある内科に行ったら先生にものすごく喜ばれた、と外科医の父に話したら、父が、医師の家族が通院することは医師にとって名誉なことなんだと言っていました。医師は、医師同士の評価が最も的確であることを認識しているからです。
 また、最近はかなり知られてきましたが、「どこそこ医大名誉教授」という肩書きもあてになりません。「名医○○○人」なんて本ももちろんあてになりません。理由は伏せます。考えてみて下さい。
 さて、鍼灸師・柔整師も全く同じです。同業または医師や医療関係者の評価がレベルを表します。
 したがって、『医師や治療家が自らまたはその家族が通っているところ』を、患者さんは調べるか聞くかすれば良いのです。

 これをもって、「究極」の「良い病院・治療院の選び方」とします。議論の余地は無いでしょう。

 

大阪市都島区 杏総合治療所 所長

杏 総合治療所

〒534-0021

大阪市都島区都島本通2-11-8アベニール1F

TEL/FAX:06-6925-2323

 

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