臨床研修

 今日、元裁判官の弁護士Hさんを治療している時に出た話題で、今さらながら恥ずかしい思いをしました。

 当治療所は、大阪市都島区にあり、隣の北区には裁判所がある関係で、弁護士さんを治療する機会が結構あります。

 Hさんは好奇心旺盛な方で、東洋医学に関心を持たれ、次々と質問をされるのですが、鍼灸師・柔整師の研修の話題が出ました。

 

 背中の肺兪というツボに鍼をしている時に、「さっき、別の背中のツボはうつ伏せで治療したのに、今のツボは座って治療している。それは何故?」続けて、「先生は手のツボを鍼するとき、ツボによって手を握らせたり、開いたり変えている。それは何故?」と言う質問をされました。

 「ツボによって、作用を効果的に起こせる手足の位置や形、姿勢があるからだ。」と説明しました。また、「それは、学校や本では学べない事が多く、その為に師について臨床研修をしなくてはならない。僕も三年間研修した。」と話しました。

 すると、ポカンとされたので、「研修の意味が分からなかったのかな?弁護士も研修するはずだよな?」と思い、そう尋ねると、「もちろんです!!」と強く返答されました。

 つまり、弁護士や医師が卒後、資格を取り、研修しなければ以後、仕事にならないのと同じで、鍼灸師・柔整師という仕事の性質上、研修するのは当たり前と考えていて、私が『研修しなければ学べないことがある』とわざわざ言う事の真意が取れなかったようなのです。

 

 ほとんどの鍼灸師・柔整師は研修をしません。正確なデータがある訳ではありませんが、おそらく、研修経験があるのは全体の5%に満たないのでは無いでしょうか。

 現状がどうであろうが、『研修するのが当たり前』と、私は意識し主張すべきであり、そう考えていたなら、Hさんとの会話がかみ合わない事も無かったはずです。常日頃、研修をしない、そういう意識すら無い鍼灸師・柔整師と業界を嘆きながら、いつの間にかその現状を受け入れていたのではないか、と恥ずかしく思いました。

 

 そういう訳で、恥ずかしさ隠しに、

 

「今後、よそで鍼灸師・柔整師の治療を受ける機会があるときは、研修経験の有無を確認されると良いでしょう。」

 

と言いました。

 「良い病院・治療院の選び方」のネタが出来ました(苦笑)。

杏 総合治療所

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