あぐらがかけない(プチ講義2)

 前回の「あぐらがかけない(プチ講義1)」の続きです。医療従事者向けですので一般の方はスルーで。興味があれば別ですけど…。

 さて、前回は局所的原因で「あぐらがかけない」ケースのパターンでした。長くなるので個々の例は省略しましたが、考えられる限り考えて下さい。組織別に解剖・生理・病理で整理して下さい。

 

 しかし、ぶっちゃけ、当治療所まで来院される患者さんは、局所的原因でカタが付く事は滅多にありません。この場合だと、股関節にはほとんど問題が無かったり。

 

 じゃあ、次は、股関節に強調すべき原因が見当たらないときはどう考えるか?

 もう一回「あぐら」という肢位を見て下さい。「あぐら」は【膝】が完全に近く屈曲してますよね?

 今回の患者さんはあまり関係ありませんでしたが、例えば、膝がきちんと曲がらない為に「『あぐら』がしにくい」というケースは考えられませんか?膝関節の運動に関わる筋群は股関節の運動を司る筋群と、その多くが共有していますよね。となれば、膝の既往歴を確認し、診察しなければなりません。

 

 さて、膝も考えた。他には何があるでしょう?

 

 「あぐら」の肢位で股関節を開いたり閉じたりしてみて下さい。ほら、解りませんか?骨盤帯、腸骨と仙骨、あと脊柱が連動するでしょう?と言うことは、それらのどこか、または複数が何らかの理由で動きを制限されていれば、股関節の運動の影響が出ると言うことです。あとはそれを確認する方法を考え、治療すれば良いのです。

 

 あと、今回のケースで最も大きな、70%ほどの責任があったのは肩甲帯でした。肩甲帯は四つんばいで歩く時の腸骨との連携を考えれば、股関節の運動に対する影響は解るでしょう。実際、患者さん本人は言ってなかった右肩の可動域に問題がある事が確認出来ました。

 治療後の写真は、右肩を治療した後です。腰痛もここで消失しました。

 

杏 総合治療所

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