”不妊体質”によくある3つの共通点 その2

 この画像は、22歳で生理が何カ月も来ていない患者さんを、サーモグラフィーで撮影したものです。

 もちろん、妊娠している訳ではありません。

 

 解りにくいかも知れませんが、腰から下と上の方に手掌(てのひら)が映っています。赤に近づけば温度が高く、ブルーに近づけば温度が低い事を表します。温度が低すぎると背景と同じく紺色になります。下にスケールが出ています。

 

 この患者さんの場合、「冷え」がひどく、「すね」の半分から下、手の指がほとんど映っていません。幽霊みたいです。

 このように、『生理不順』の方のいくつかのパターンのうち、『冷え症』と言うのは確かに頻繁にみられます。『こどもが出来にくい』事に対して『生理不順』の影響の大きさを鑑みれば、すべてに当てはまる訳ではないものの、「冷え」が見過ごせない要素である事は間違い無いでしょう。

 同じように、『流産しやすい』、『逆子』にも「冷え」の傾向はよくみられます。

 

 ここで注意をうながしたいのは、「冷え」ているからといって、単純に厚い靴下を履いたり、ゆたんぽ、腰湯などで「温めれば良い」と、患者さん方は思い易い事です。

 

 前回も書いたように、【こどもの出来にくい体質の人】が、【足の裏の踵がカサカサしている】、【血管が細い】傾向があるからと言って、『保湿する』とか、まさか手術で『血管を広げる』などはナンセンスでしょう。

 

 これは、【A】と言う事柄と【B】と言う事柄が、【原因】と【結果】で結ばれているかと言う検討が必要です。

 もしかしたら、【C】と言う表に現れていない、気付かれていない事柄が【原因】で、【A】も【B】も【結果】なのかも知れないからです。

 

 つまり、この場合だと、【子供が出来にくい体質】、【冷え症】がともに【結果】かも知れません。

 その場合、「冷え」の症状は温めれば緩和されます。しかし、【冷え症】が治る訳ではありません。したがって、【子供が出来にくい体質】が改善されることが無いのも道理です。

 

 今回は、一般の方には、やや難しかったかも知れませんが、観察による帰納的推論の陥りやすい誤りに注意を促したくて書いてみました。データ偏重の医学の陥りやすいところでもあるからです。

 もちろん、帰納的推論は飛躍的進歩に欠かせない手法ではあります。しかし、以前のアルツハイマー病のエントリでも書きましたが、客観的と思われがちな「データ」は、意味づけをするのは人間であり、主観的なものになりやすいのです。

 こうした視点で、現代医学を見回すと安易に飛びつけない治療法が結構あるものです。

 

続く、かな?

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