“禁忌”鎮静薬 約20%の病院が使用

 今年2月、東京女子医科大学病院で起きた2、歳の男の子の死亡事故に関して、日本集中治療医学会が行った調査です。

 

【“禁忌”鎮静薬 約20%の病院が使用】

NHK NEWSweb (2014.7.14)

 

 

 東京女子医科大学病院で、ことし2月、人工呼吸器を付けた子どもへの使用が原則禁止されている鎮静薬を投与された男の子が死亡した医療事故を受け、日本集中治療医学会が、集中治療室を持つ全国の病院を対象に調べたところ、全体のおよそ20%の病院が同じ薬を使用していることが分かりました。
 学会は、研究班を立ち上げ、薬を使用する際の安全性などについて検討を進めることにしています。

 東京・新宿区の東京女子医科大学病院では、ことし2月、当時2歳の男の子が、人工呼吸器を付け集中治療が行われている子どもへの使用が原則禁止されている鎮静薬「プロポフォール」を投与され、死亡しました。
 これを受け、日本集中治療医学会では、集中治療室を持つ全国307の病院を対象に同じ薬の使用状況などについてアンケート調査を行い、106の施設から回答を得ました。
その結果、全体の19%に当たる20の病院でプロポフォールを使用していると回答しました。
 子どもの集中治療を専門に行っている病院に限ってみると、37%の病院が使用していました。
 薬を使っている病院のうち80%は具体的なルールを設けておらず、使用にあたって親の同意を取っていない病院も85%に上りました。
 日本集中治療医学会の氏家良人理事長は「薬の使用実態が初めて明らかになった。研究班を立ち上げて、薬を使用する際の安全性などについて検討したい」と話しています。

 

以上引用転載

 

 

 もしかしたら、続報次第では、全くとんちんかんな見解なのかも知れませんが、この記事を読んで私が思ったことを少々…。

 

 一般の方は、記事のように「禁忌薬を使用して子供を死なせた」と聞けば、「犯罪」と感じるかもしれません。

 しかし、プロポフォールの使用上の注意を読むと、「原則禁止」の理由は、『因果関係は不明であるが、外国において集中治療中の鎮静に使用し、小児等で死亡例が報告されている。』と記載され、それを受けての事だと言う事が分かります。

 

 医療機器でもそうですが、医療の世界では、薬や治療法の危険性は時には死に直結しやすいため、「疑わしきは罰する」のが原則で、ごく稀で因果関係が証明しがたい例でも記載し、周知する事になっています。

 

 こうした事例で、医師たちが過剰に糾弾され、注意事項に記載されたケースをもって医師たちを一律に罰すれば、『さじ加減』を医師たちから取り上げます。それは、医療の萎縮につながるのでは無いかと危惧しています。

 現実に、小児科医の減少は大変な事態になっています。私の周囲でも優れた、患者さんを心から思いやる小児科医が閉院しています。(参考記事:小児科ならでは医師不足の理由 日経BPnet)

 

 もちろん、原則的なルール作りや説明・承諾の義務は必要ですし、亡くなった男の子の親御さんの心情を想えば、同じ親として胸が張り裂けそうです。

 そのためにも、マスコミは、問題点を逸らし、ミスリードを誘発するような報道は控えて欲しいですし、もっと勉強して、背景を踏まえた上で報道して戴きたいと思います。社会には、どうか冷静な対応を望みます。そうで無ければ、決して社会と患者さん達にメリットをもたらしません。

 

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