平均寿命ー健康寿命=生きてるだけの時間

 このエントリは、社説:健康寿命 長寿を真に喜ぶために】毎日新聞 2014.7.21の続きです。

 記事中では、「健康寿命を延ばす事」を解決策としています。具体性は乏しいですが、否定はしません。

 未曾有の超高齢化社会を世界に先駆けて迎える我が国は、マスコミなどで不安を煽る論調が目立ち、移民政策などもその議論の中で出たものでしょう。

 しかし、日本の得意分野を活かし、社会のリソースを徹底して投入し、社会全体でより優れた超高齢化対応システムを構築し、その技術と経験を確立すれば、先行者利益を享受でき、逆に大きなビジネスチャンスになり、老人医療の技術やメソッドの輸出大国となり得ると私は考えています。

 具体的には、日常生活の自動化や、ロボットスーツ機動性の優れた車いすなどは、高齢者の自立生活を補完し、健康寿命を延ばすツールになると考えます。

 

 しかし、です。それには、条件があります。その前に「日本の医療の在り方」を議論すべきでしょう。とにかく延命一本槍で来たツケが回って来ていると思います。

 「ノーマライゼーション」の概念が日本社会に広く行き渡り、根付く必要があります。


【ノーマライゼーション】

 「障害者や高齢者など社会的に不利を受けやすい人々(弱者)が、社会の中で他の人々と同じように生活し活動することが社会の本来あるべき姿であるという考え方。また、弱者がスムーズに社会参加できるような環境の成立を目指す活動、運動のこと。Normalization。」

 

 どうしても、日本の社会は、病人や障害者を施設に収容するという選択をしがちです。医療、介護においても、ノーマライゼーションの思想が行き渡っていません。

 転んで骨を折ったら大変だから、と杖で歩行可能でも車いすで移動。トイレも時間をかければ自分で出来るのに、ベッドで…。

 しかし、これは患者さんやご家族の意識というよりは、日本の医療の「延命第一主義」の結果と言う方が本当のところです。何故ならば、医師に相談せずにそうした決定をする事はまず無いからです。

 その結果が、10年の自分で自分の事が出来ない要介護期間のある「介護大国」になっています。

 

 流れる生命の連続性の中で「病」と「生」を捉える東洋医学こそ、豊かで人間らしい「生」を可能な限り伸ばすツールとして期待できると私は考えています。

  出番は近いぞ!

 

参考:社説:健康寿命 長寿を真に喜ぶために】毎日新聞 2014.7.21 

 

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