薬50種「高齢者には中止考えて」 学会、医療者向け

  高齢者に出やすい副作用を防ごうと、日本老年医学会は、医療者向けの「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン(指針)」を10年ぶりに見直す。

中止を考えるべき医薬品約50種類を挙げ、やむを得ず使う場合の方法も盛り込んだ案をまとめた。学会のウェブサイトにリストなどを公表、意見を求めて6月までに正式決定する。

 高齢者は複数の病気を抱え、いろいろな薬を飲み続けている人が多い。加齢に伴って、薬の成分を体外に出す腎臓や肝臓の機能が弱まっている場合もある。

 新しい指針案では、中止を考えるべき薬を「ストップ」という一覧表で紹介。代表的な商品名、対象となる患者、主な副作用などを記した。中止できない場合に推奨される使用法や、かわりとなる薬の使用法を新たに加筆した。

 ストップに載せた薬は、特に副作用の出やすい75歳以上の人などを対象に、1カ月以上の使用を中心に想定して選んだ。医師による処方薬だけでなく、睡眠改善薬や胃腸薬の中には市販薬も含まれている。

 例えば、「抗精神病薬全般」では、認知症の人には「脳血管障害と死亡率の上昇」を理由に「可能な限り使用を控える」と記載。胃腸薬のH2ブロッカー薬は、すべての高齢者を対象に「認知機能の低下、せん妄のリスク」を指摘し、「可能な限り使用を控える」とした。

 また今回は、使用を強く勧める「スタート」という一覧表を新設し、約20種類を載せた。医療現場であまり使われていないものの、使った方がよいと思われる薬について、推奨される使用法や注意点を説明している。例えば、漢方薬の「抑肝散(よくかんさん)」では、興奮など認知症に伴う行動・心理症状を改善するとしたうえで、「低カリウム血症に注意する」などとした。

 老年医学会が初めて指針を出したのは2005年。その後、新しい薬が出たり、各学会で治療指針が見直されたりしたため、厚生労働省の研究班と老年医学会の作業班で改訂作業に入った。今回の案は、2千本を超す国内外の論文をもとにまとめた。高齢者の病気に関連する15学会などにもチェックを依頼した。

 厚労省研究班の研究者代表である秋下雅弘東京大教授(老年病科)は「医師や薬剤師だけでなく、一般の人も自身や家族の薬について知ることができ、医師との話し合いの時に役立つだろう。ただ、『ストップ』に載っているからと自己判断で中止すると、悪化する場合もあるので、主治医に相談してほしい」と話している。

 リストなどが載った指針案は老年医学会のサイト(http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/別ウインドウで開きます)で見ることができる。(寺崎省子)

【引用・転載】2015.4.4朝日新聞DIGITAL

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